🚉途中下車の旅|初めての比叡山。ケーブルで上がっても、こんなに歩く?

坂本ケーブル、比叡山延暦寺の石段や鐘、不滅の法灯、山道を巡る初めての比叡山旅

訪問日:2026年9月23日(水・祝)晴れ

ケーブルで上がる比叡山。

そんなに歩かないと思っていたら?

最後は、山の中を走っていました。


マイマップにまとめました。

坂本からケーブルで比叡山へ。

東塔エリアから西塔エリアへ歩き、横川エリアへはシャトルバス。

帰りは再び坂本へ下ります。

地図を作って、初めて気づいたこともありました。

それは、また後ほど。


旅が、比叡山につながった

大原を歩いた日の帰り、八瀬で気になった分岐の先。

別の日に、貴船・鞍馬へ行きました。

そこで今度は、比叡山が気になる。

一つの旅が、次の旅につながっていく。

それなら、今度はそこへ。

初めての比叡山です。

【🚉途中下車の旅|京都・大原(前編)バスに乗る緊張感と、壮大な三千院】

【🚉途中下車の旅|京都・大原(後編)|小さな寂光院と、帰り道を変えて出会った京都】


【🚉途中下車の旅|夏の貴船へ。貴船口から歩いてみた】

【🚉途中下車の旅|鞍馬から貴船へ。予定になかった山越え】


まずは、京都駅で腹ごしらえ

新快速で京都駅へ。

到着したのは10時ごろ。

比叡山へ上がる前に、朝食兼昼食を食べておきます。

京都駅のホームで見つけたのは、駅うどん。

次の電車まで27分。

十分間に合うと思って入ったら、食べ終わるのが早い。

ちょうど来た電車に乗ってみると、予定していた10時27分ではなく、10時12分の電車でした。

15分、拾いました。

この15分が、あとでありがたくなります。

👉【🍵美と味|京都駅|次の電車まで27分。駅うどんを食べたら一本早く乗れた?】


坂本から、ケーブルで比叡山へ

JR比叡山坂本駅とケーブル坂本駅方面へ向かうバス乗り場

JR比叡山坂本駅に到着。

最初は、ケーブル坂本駅まで歩こうと思っていました。

でも、バスを見ると、あと数分で出発します。

京都駅で一本早い電車に乗れたことが、ここにつながりました。

また、少し時間を稼ぎます。

坂本の町は、帰りにゆっくり歩くことにして、今は先へ。

バスに乗って、ケーブル坂本駅へ向かいます。


バスを降りると、次は坂本ケーブル。

坂本ケーブルの車内とケーブルカー、ケーブル延暦寺駅

ここからケーブルに乗って、比叡山を上がります。

山を歩くのに、まずケーブル。

今日は楽なのでは?

そんなことを思っていました。

上りのケーブルは混んでいて、私は立ったまま。

山の景色を見ながら、ケーブル延暦寺駅へ。

さあ、ここから歩きます。


「延暦寺」という建物があるわけではなかった

初めて来て分かったこと。

私は「延暦寺」という大きなお寺が一つあるような感覚でいました。

でも、違いました。

比叡山延暦寺は、山内に点在する多くの堂塔の総称。

大きく、

東塔(とうどう)エリア

西塔(さいとう)エリア

横川(よかわ)エリア

の三つの地域に分かれています。

まず向かうのは、東塔エリアです。


東塔エリアへ

比叡山の案内図、延暦寺の境内、横川中堂周辺と比叡山延暦寺の消防車

東塔エリアを歩きます。

目に入ったのは、たくさんの黄色い旗。

その先にあるのが、三面出世大黒天です。

ここで、ブログのことをお願いしました。

大きく有名になりますように、ではなく。

これからも、続けていけますように。

少しずつ育ってくれれば十分です。


そして、この日はもう一つ。

根本中堂は保存修理中。

御本尊は、萬拝堂に特別奉安されていました。

そこで見ることができたのが、

不滅の法灯。

1200年、消えずに守り継がれてきたとされる火です。

小さな炎を見ながら、

1200年か……。

続けるって、すごい。


工事中だから、見られる景色

保存修理中の比叡山延暦寺根本中堂と修学ステージから見た屋根や装飾

総本堂の根本中堂は、大改修中でした。

「工事中か……」

最初は、少し残念。

ところが、中へ入ってみると?

修理の様子を間近で見られる**「修学ステージ」**がありました。

階段を上がると、屋根や装飾がすぐ近くに。

あれ?

これはこれで、おもしろい。

根本中堂、ただいまお化粧中。

完成した姿では見えないところまで、のぞかせてもらいます。

なんだか、
素顔を少し拝ませてもらった気分。

工事中だからこそ、見られる景色もありました。


声がする方を見ると?

比叡山延暦寺の東塔エリアにある長く急な石段と周辺の堂宇

人の声がする方を見ると、

そびえ立つ階段。

なかなかの迫力です。

でも、

安心してください。う回路があります。

私は?

階段を上ります。

もちろん、
手すりはしっかり持って。

一段ずつ、上へ。


鐘を鳴らす。あれ?

比叡山延暦寺の東塔エリアにある朱色の鐘楼と鐘、周辺の堂宇

鐘も鳴らしてみます。

一打100円。

お遍路でも何度も鐘を鳴らしていますが、
これが、なかなか難しい。

鐘と撞木の距離も、それぞれ違います。

ここの鐘は、かなり近い。

強く引くと、打ったあとに跳ね返って連打しそうです。

なので、今回は軽く。

ゴーン……。

……ちょっと軽すぎた。

ずいぶん控えめな音になりました。

近くでは、打ったあとに紐を手放してしまい、

ゴン、ゴン。

連打になっている方も。

鐘が変われば、加減も変わる。

何度打っても、
なかなか「いい音」は出ません。


東塔エリアから西塔エリアへ。ここから山道です

比叡山延暦寺の横川エリア入口と横川中堂、シャトルバスや境内の風景

次は西塔エリアへ歩きます。

ここから、急に「山」が強くなりました。

舗装された観光地を歩く感覚ではありません。

未舗装の道。

坂。

石。

階段。

公式案内でも、東塔エリアから西塔エリアまでは徒歩約20分。

「未舗装、坂道、階段あり」と書かれています。

なるほど。

実際に歩くと、その意味がよく分かります。

歩きやすい靴で来てよかった。


二度目の鐘

西塔エリアでも鐘を見つけました。

さっきは、うまく鳴らせなかった。

では、もう一度。

ゴーン。

……ではなく、

スカー。

あれ?

もう一度。

今度は、いい音。

鐘一つで、なかなか忙しい。


横川中堂まで4km?

さらに歩いていると、案内が出てきました。

「横川中堂まで4km」

4km。

周りを見ると、しっかり歩く装備の人もいます。

ここから横川まで歩くこともできます。

でも、今日はお遍路ではありません。

お遍路では、歩くこと自体が旅の目的になることがあります。

でも普段の旅では、気になるものを見つける時間も残しておきたい。

全部歩けばいい、というわけでもない。

ご希望の方は、ガチ装備でどうぞ。

私は――。

シャトルバスで行きます。


さっき間違えて上った坂が、役に立つ

実はその前に、一度道を間違えて坂を上っていました。

「あれ? こっちじゃない」

と戻った場所。

そこが、シャトルバスの乗り場でした。

間違えた道が、あとで正解になる。

旅では、ときどきあります。

西塔エリアから、比叡山内を走るシャトルバスに乗ります。

横川エリアへ。


横川|静かな山の中へ

比叡山延暦寺の横川エリア入口と横川中堂、シャトルバスや境内の風景

横川エリアに着くと、東塔エリアや西塔エリアとはまた少し空気が違います。

山の中へ、さらに入った感じ。

横川中堂へ向かって歩きます。

ここで近くにいた観光客の会話が聞こえてきました。

「ここ、16時までなんだ」

どうやら、知らずに来たようです。

私が訪れた2026年9月23日も、横川は16時まで。

横川は東塔エリア・西塔エリアから離れているので、参拝時間だけでなく、帰りのシャトルバスも一緒に確認しておいた方がよさそうです。


15時。横川から戻ります

横川から15時発のシャトルバスに乗ります。

目標は、

ケーブル延暦寺駅15時30分発。

30分ある。

大丈夫でしょう。

このときの私は、そう思っています。


「八瀬の方へ行くよ」

帰りのバス。

近くで、親御さんが子どもに話しています。

「八瀬の方へ行くよ」

八瀬。

知っている場所です。

以前、大原から歩いて八瀬へ出ました。

そこから叡山電車に乗って帰った場所。

あのとき見上げていた比叡山に、今日は自分がいます。

比叡山は、坂本側へも、八瀬側へも下りることができます。

私はこのあと坂本を歩きたいので、滋賀側へ戻ります。


バスセンターで降りたのは、間違いだった?

15時13分ごろ。

延暦寺バスセンターに到着。

大きなロータリー。

お土産屋さんや食事ができる場所もあります。

たくさんの人が降ります。

名前も「バスセンター」。

私も、

「ここだ」

と思って降りました。

ところが。

あとから時刻表を見て、分かりました。

横川から戻るシャトルバスは、

横川 → 峰道 → 西塔 → 延暦寺バスセンター → 東塔 → 比叡山頂

と進みます。

私は、東塔の一つ手前で降りていました。


でも、バスセンターで降りるのが間違いとは限らない

ここが少しややこしいところ。

延暦寺バスセンターには、お土産屋さんや食事処があります。

私が歩いた範囲で、しっかりお土産を見るなら、東塔の会館とこのバスセンターが分かりやすい場所でした。

だから、

お土産を見たいなら、バスセンター。

一方、坂本ケーブルへ急ぐなら、

次の東塔まで乗る方法もあります。

そして八瀬方面へ向かうなら、さらに比叡山頂へ。

どこで降りるかは、そのあとどちらへ向かうかで変わります。

私の場合は――。

15時30分のケーブルに乗りたい。

そして今、15時13分。

お土産を見る時間はありません。


走る

バスセンターから、もう一度境内へ。

ケーブル延暦寺駅を目指します。

道は、まっすぐではありません。

曲がる。

上る。

また曲がる。

時計を見る。

間に合う?

走ります。

山の中で。

朝は、

「ケーブルで上がるから、そんなに歩かないかな」

と思っていた人が。

走っています。

まだ、足は気持ちについてきてくれます。

なんとか。


7分前

比叡山から坂本へ下る坂本ケーブルとケーブル延暦寺駅の風景

ケーブル延暦寺駅に到着。

15時30分発まで、

約7分。

間に合いました。

あとから調べてみれば、坂本ケーブルはこの時期30分間隔。

一本待つこともできます。

でも、このあと坂本を歩く予定があります。

この30分は大きい。

朝、京都駅で拾った15分。

そして山の中を走って守った30分。

時間を拾ったり、落としそうになったり。

忙しい旅です。


座れなかった上りと、座れた下り

帰りのケーブルは座れました。

上りは立ったまま。

下りは座って、ゆっくり。

楽だったのは、下り。

でも楽しかったのは、

これから何が待っているのか分からなかった上りだった気がします。

ケーブルは坂本へ下りていきます。

でも、この日の旅はまだ終わりません。

このあと、日吉大社。

そして西教寺へ。

坂本を歩きます。

👉【続き|坂本・日吉大社・西教寺へ】(準備中)


そして、記事を作りながら気づいた

今回、私はずっと「京都の旅」の続きのつもりでした。

大原。

八瀬。

鞍馬。

そこからつながった比叡山。

だから頭の中では、ずっと京都。

ところが旅のあと。

マイマップを作り、公式サイトを確認していて、

あれ?

となりました。

比叡山は、京都府と滋賀県の県境にあります。

八瀬は京都。

今回上り下りした坂本は滋賀県大津市。

そして比叡山延暦寺の所在地も、滋賀県大津市。

私、滋賀県を旅していたんだ。

琵琶湖が近いことは分かっていたのに。

比叡山は、すっかり京都だと思っていました。


旅のあとにも、旅は続く

現地では、分からなかったこと。

間違えていたこと。

なぜ走ることになったのか。

帰って写真を見る。

地図にピンを置く。

公式サイトで確認する。

すると、バラバラだったものが少しずつつながります。

旅をしたときは、ただの体験だったものが、

あとから、生きた知識に変わっていく。

これも、旅の記事を作る楽しさなのかもしれません。

初めての比叡山。

ケーブルで上がりました。

シャトルバスにも乗りました。

それでも、よく歩きました。

そして最後は――。

走りました。

次は、坂本を歩きます。


これから比叡山へ行く方へ

比叡山延暦寺は、東塔エリア・西塔エリア・横川エリアの三つの地域に分かれています。

東塔エリアから西塔エリアは歩けますが、未舗装の坂道や階段があります。

西塔エリアから横川エリアは約4km離れているため、時間や体力に合わせてシャトルバスを利用する方法もあります。

また、参拝時間やシャトルバス、ケーブルの時刻は季節などによって変わる可能性があります。

出発前に最新情報をご確認ください。

・比叡山延暦寺 公式サイト
【公式サイトへのリンク】

・江若交通|路線時刻表・運賃表
【公式サイトへのリンク】

・坂本ケーブル 公式サイト
【公式サイトへのリンク】


👉 関連するイラストはこちら
(無料で使えます)
▶︎ 🎨イラストページへ