🍵美と味|ティラミス|期待していなかったから、忘れられない味になった

訪問日:2026年4月15日(水) 雨

雨の嵐山を歩く。

千光寺から戻ると、さっきまでの静けさは消えていた。

団体バス。

お土産屋。

傘の波。

思うように前へ進めない。

天龍寺は何度か来ている。

今日は、やめておこう。

竹林へ入る。

何度来ても、一歩足を踏み入れると空気が変わる。

その静けさだけ味わって、落柿舎へ向かうことにした。


秋でもないのに赤い紅葉

歩いていると、鮮やかな赤い紅葉が目に入った。

「あれ?」

秋ではない。

近づくと、それはカフェの庭だった。

「京都で最も美しいカフェ」

そんな看板が目に入る。

ちょうど雨宿りもしたかった。

少し休憩していこう。

期待せず、店の扉を開けた。

雨の嵐山にある赤紅葉に囲まれたカフェの外観コラージュ。入口、庭の紅葉、看板、渡月橋のイラストを組み合わせたYUMEVOJAの美と味記事用画像。

雨の嵐山。赤い紅葉に誘われて立ち寄ったカフェ。
雨宿りの時間が心に残りました。


第一印象は、なんちゃってティラミス?

店内は、不思議な空間だった。

アンティークショップのような雰囲気。

店員さんは少し無愛想に見える。

注文したのはティラミスセット。

キャラメルマキアートを選んで1,500円。

運ばれてきた瞬間、

思わず笑ってしまった。

「あはは。

なんちゃってティラミスですね。」

小さい。

見た目も、ティラミスかな?

そんな第一印象だった。

白いテーブルに並ぶティラミスとキャラメルマキアート。アンティーク調のカフェで雨の日に楽しんだスイーツセットのコラージュ。

キャラメルマキアートと小さなティラミス。
雨の日は、休憩も旅のうち。


あれ?

一口食べる。

「あれ?」

濃厚。

おいしい。

完全に予想を裏切られた。

セットのドリンクはどれを選んでも同じ値段。

せっかくならキャラメルマキアート。

そんな小さな得した気分も嬉しい。


厨房はどこ?

ふと店内を見回す。

入口のレジの後ろ。

二メートル四方ほどの小さなスペース。

電子レンジ。

トースター。

見えない冷蔵庫。

「ここで何が作れるの?」

正直、少し諦めていた。

だからこそ、このティラミスがおいしかった時の驚きは大きかった。

旅は、期待どおりより、期待を裏切られた方が記憶に残る。


雨の日は、休憩も旅のうち

店内には、インドから来たらしいグループがいた。

楽しそうに会話が続き、店の中はとても賑やかだ。

日本の静かな喫茶店を想像していた私には少し意外だった。

そういえば、海外ではカフェは友人や家族と会話を楽しむ場所でもある。

旅をしていると、そんな文化の違いにも出会う。

窓の外には赤い紅葉。

さっきまで歩いていた竹林。

これから向かう落柿舎と二尊院。

雨の日は、急いで歩くだけではもったいない。

少し座って休憩する時間も、旅のうち。

期待していなかったティラミスは、

そんな時間と一緒に、忘れられない味になった。


🍵YUMEVOJA料理レーダー

嵐翠珈琲 「ケーキセット(ティラミス+キャラメルマキアート)」

甘さ:★★★★☆
塩味:☆☆☆☆☆
出汁:☆☆☆☆☆
油:☆☆☆☆☆
辛さ:☆☆☆☆☆
香り:★☆☆☆☆

ボリューム:軽い

利用しやすさ:★★★★☆

【YUMEVOJA満足度】
★★★★☆満足
※料理+空気+人を含めた個人的感想です

期待していなかったからこそ、記憶に残る濃厚な味。


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嵐翠珈琲


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