💊薬と人のあいだ18|ドラッグストアのポイ活。本当にお得?

白いキャラクターがドラッグストアのポイ活と個人情報登録に少し戸惑うイラスト

ドラッグストアへ行く。

薬だけではない。

歯磨き粉、洗剤、お菓子、飲み物。

気づけば、スーパー代わりになることも多い。

会計になると、

「ポイントカードはお持ちですか?」

「アプリはございますか?」

「クーポンはお使いですか?」

「○○ペイでお支払いですか?」

便利になった。

その代わり、少し忙しくなった気もする。


ポイントを貯めるために会員登録をする。

名前。

生年月日。

メールアドレス。

電話番号。

「個人情報、大丈夫かな?」

そう思いながらも登録している。

そして待っているのが入力エラー。

パスワードなら分かる。

大文字、小文字、数字、記号。

でも、住所まで入力形式を細かく指定されることがある。

「半角で入力してください。」

「入力形式が違います。」

AIが文章を書き、翻訳までしてくれる時代。

それなのに、住所を入力するだけで何度も止まることがある。

ITが苦手な私は、

「そこまで分かるなら、直してくれてもいいのに。」

と、小さくぼやいてしまう。


海外にも、お得な制度はある。

アメリカでは、会員登録をすると割引価格で買える商品があり、レシートには次回使えるクーポンが何枚も印刷されることもある。

フランスでは、ポイントを重ねるというより、会員カードで特典を受ける文化が身近だ。また、個人情報の取り扱いに対する意識も高く、「何のために情報を集めるのか」が重視されている。

ドイツでは、ペットボトルや缶を返却すると、購入時に預けたお金が戻る「デポジット制度」がある。

ポイントを集めるというより、資源を循環させる仕組みだ。

同じ「お得」でも、国によって考え方は少し違う。


ポイントで買い物をした日は、

少し得をした気分になる。

支払いが少なくなり、

まるで無料でもらえたような気分になる。

でも、少し考える。

ポイントを貯めるために、

本当に必要な物だけを買っていただろうか。

クーポンに誘われて、

予定になかった物まで買っていなかっただろうか。

その場では得をした。

でも、全体で見て、本当に得だったのか。

そこは少し分からない。


便利になった。

お得にもなった。

でも、その便利さの裏では、

個人情報を預け、

アプリを増やし、

ときどき登録画面と格闘している。

結局、

一番お得なのは、

ポイントをたくさん貯めることではなく、

自分に合った、無理のない買い物なのかもしれない。


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