🕯️YUMEVOJAお遍路一人旅 − エピソード3:諦めなかった川島潜水橋と、お接待に背中を押された一日

前回の記事はこちら。

👉🕯️YUMEVOJAお遍路一人旅 − エピソード2:教訓を学ばない一日と、進み方を考え直した夜


🗺️今回のルート

今回の主な行程

  • 駐車場
  • JR鮎喰駅
  • JR阿波川島駅
  • 川島潜水橋
  • 川島城(本丸跡)
  • JR阿波川島駅
  • 徳島駅
  • 一の宮札所前
  • 13番 大日寺
  • 14番 常楽寺
  • 15番 国分寺
  • 16番 観音寺
  • 17番 井戸寺
  • 駐車場

前日の夜。

タクシーの運転手さんから、

「11番からの難所は厳しいと思う」

と言われた言葉が頭から離れなかった。

助けてもらった感謝。

歩き遍路は無理なのだろうかという不安。

ホテルに戻ってからも、気持ちは揺れ続けていた。

それでも諦めたくなかった。

考えた末に出した結論は、

「順番通りに歩かなくてもいい」

ということだった。

11番と12番は後回し。

まずは歩きやすい場所から経験を積もう。

そう決めて迎えた二日目だった。


川島潜水橋へのリベンジ

この日、最初に向かったのは札所ではなかった。

川島潜水橋だった。

前日の予定では、

10番切幡寺から川島潜水橋を渡り、
阿波川島駅へ向かうはずだった。

しかし時間との戦いに敗れ、
結局はタクシーで板野駅へ戻ることになった。

そのため、
川島潜水橋だけが心残りとして残っていた。

ホテルを出た後、
この日は帰りの都合を考え、
JR鮎喰駅近くの駐車場を探す。

駐車場探しには少し苦労したが、
なんとか車を止め、
よしのがわブルーラインで阿波川島駅へ向かった。

蔵本公園駐車場の案内板、JR鮎喰駅ホーム、無人駅の券売機、お遍路ウサギのコラージュ。四国遍路区切り打ち、徳島県、鮎喰駅、公共交通利用の巡礼風景。

お遍路2日目のスタート地点。
蔵本公園駐車場に車を置き、無人駅のJR鮎喰駅から川島橋を目指した。


どうしても渡りたかった橋

川島潜水橋は吉野川に架かる沈下橋。

欄干がない。

増水時には橋の上を水が流れるように造られている。

幅も狭く、
車一台がやっと通れる程度だった。

車同士は譲り合いながら進む。

歩行者用には途中に待避場所があり、
車が来るとそこでやり過ごす。

実際に渡ってみると、
思っていた以上に怖かった。

欄干がないため、
川の上を直接歩いているような感覚になる。

これを車で渡るのは、
私には少し勇気がいる。

むしろ歩きで来て良かったと思った。

橋を渡り切る。

そして引き返す。

さらに反対側からもう一度渡る。

せっかく来たのだから、
満足するまで歩いておきたかった。

前日に見られなかった景色を、
ようやく自分の目で見ることができた。

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前日にたどり着けなかった川島潜水橋へ。
予定外に立ち寄った川島城も、この旅の思い出になった。


思わぬ寄り道

阿波川島駅へ戻る途中、
電車まで少し時間があった。

そこで川島城へ立ち寄った。

ガイドブックには載っていない場所だった。

小さな本丸跡で、
一部が資料館として公開されている。

もし前日の予定通りに進んでいたら、
おそらく訪れることはなかっただろう。

旅は思い通りにならない。

けれど、
予定が崩れたからこそ出会える景色もある。

そんなことを思いながら、
再び阿波川島駅へ戻った。


一の宮札所前へ

阿波川島駅から徳島駅へ戻る。

次はバスで一の宮札所前へ向かう。

事前に調べてはいたが、
本数は決して多くない。

乗り遅れたら予定が大きく狂う。

少しひやひやしながら、
無事にバスへ乗り込んだ。


神社とお寺

一の宮札所前でバスを降りる。

そして私は、
いつものように反対方向へ歩き始めた。

だが、
何となく嫌な予感がする。

地図を確認する。

やはり違った。

慌てて方向転換する。

方向音痴も、
お遍路ではなかなか治らないらしい。

13番大日寺は、
神社と向かい合うように建っていた。

神様と仏様。

どちらも自然にそこにある。

とても日本らしい風景だった。

せっかくなので、
神社にも参拝させてもらった。

お遍路の途中で神社にも手を合わせる。

それもまた、
日本らしい巡礼の形なのかもしれない。

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神社と寺が向かい合う大日寺から巡礼再開。
一宮神社にも参拝し、常楽寺へ向かった。


迷いながら進む

14番常楽寺。

15番国分寺。

16番観音寺。

相変わらず少し迷いながらも、
前日のような大きなトラブルはなかった。

歩く。

参拝する。

また歩く。

ようやくお遍路のリズムが見えてきた気がした。


お接待

最後の17番井戸寺へ向かう頃には、
時間が気になり始めていた。

住宅地の中を歩く。

本当にこの道で合っているのだろうか。

庭にいた女性に声をかける。

「この道で合っていますよね?」

「合っていますよ。」

ほっとした。

すると、

「ちょっと待って。」

そう言って、
女性は家の中へ入っていった。

正直、焦った。

納経時間が気になる。

けれど待つ。

しばらくして戻って来られた女性の手には、
冷えたペットボトルがあった。

「どうぞ。」

お接待だった。

暑い日の歩き遍路。

その一本が本当にありがたかった。

感謝を伝え、
再び歩き始める。


間に合うか

うれしい。

でも焦る。

間に合わないかもしれない。

複雑な気持ちのまま歩く。

疲れているはずなのに、
不思議と足は動いた。

無事に17番井戸寺へ到着。

参拝を終え、
駐車場へ戻ることができた。

15番札所国分寺、16番札所観音寺、17番札所井戸寺、お遍路ウサギのコラージュ。四国八十八ヶ所、徳島県、歩き遍路、区切り打ち、巡礼の締めくくり。

時間を気にしながらも巡礼を続け、国分寺、観音寺、井戸寺を参拝。
無事に2日目の区切りを終えた。


日常へ戻る前に

暑かった。

疲れた。

うれしかった。

感謝もあった。

いろいろな気持ちが混ざったまま、
車に乗り込む。

前日は、
無理な計画で多くの人に迷惑をかけてしまった。

それでも、
今日もまた多くの人に助けられた。

計画通りに進まなかったからこそ、
出会えたものばかりだった。

明日からは、
また仕事の日常が始まる。

感謝して働こう。

そう思いながら、
徳島をあとにした。


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