
夏のお遍路を歩く前に、いろいろな暑さ対策を準備した。
汗拭きシート。
水で濡らして使う首に巻くタオル。
同じく水で濡らして使うフェイスマスク。
首からかける携帯ファン。
そして、リュックとの間に入れる冷却板とファン。
炎天下を何時間も歩くのだから、できる準備はしておこうと思った。
実際に歩いてみると、それぞれに役割があった。
水で濡らして使うタオルとフェイスマスクは、目的地に着くたびに水で濡らし直す。
歩いているとすぐ乾いてしまうが、また濡らせば何度でも使える。
冷却板とファンも、背中に熱がこもりにくくなり、歩く負担を和らげてくれた。
一方、汗拭きシートは、私にはメントールが少し強く、あまり使わなかった。
暑さ対策は、人によって合うものが違うのだと感じた。
ただ、どんな対策にも限界はある。
予備のモバイルバッテリーも使い切り、夕方、西日が照りつける時間帯は本当に厳しかった。
それでも、お遍路では日暮れまでにその日の目的地へ着かなければならないことがある。
山道や人通りの少ない場所では、途中で簡単にやめることはできない。
だからこそ、暑さ対策は「あると便利」ではなく、安全に歩くための大切な準備だった。
海外では、汗対策としてデオドラント製品が広く使われている地域もあり、日本のように冷感グッズが豊富に並ぶ光景は、少し珍しい国もある。
気候や生活習慣が違えば、暑さとの付き合い方も変わるようだ。
お遍路で試した暑さ対策は、その後も役に立っている。
猛暑の大阪・関西万博を歩いたときも、水で濡らすタオルやフェイスマスク、冷却板、携帯ファンを持参した。
長時間屋外を歩くという点では、お遍路も万博も意外と共通している。
もちろん、万博には休憩できる場所や給水スポットがある。
それでも、暑さ対策があるのとないのとでは、体への負担は大きく違うと感じた。
便利な道具は、暑さから体を守る助けになる。
しかし、それだけで熱中症を防げるわけではない。
こまめな水分補給や適度な塩分補給、早めの休憩、そして無理をしないこと。
基本的な熱中症対策は、旅でも日常でも変わらない。
水分や電解質の補給については、「薬と人のあいだ」で紹介したOS-1の記事も参考にしていただければ幸いです。
旅を続けるためにも。
そして、無事に家へ帰るためにも。
暑さ対策は、旅の荷物ではなく、自分の体を守るための大切な準備なのだと思う。
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