
ドラッグストアの歯磨き粉売り場に立つ。
知覚過敏。
歯周病予防。
ホワイトニング。
口臭予防。
たくさんの商品が並んでいる。
私はいつも少し迷う。
歯は大事にしたい。
だから少しでも良さそうなものを選びたい。
高い商品を見ると、効きそうな気もする。
新しい商品を見ると、試してみたくなる。
けれど、歯科検診で言われるのは歯磨き粉のことではない。
「このあたりが磨けていませんね」
「奥歯に磨き残しがありますね」
そんな話が多い。
歯ブラシや歯間ブラシの使い方を教わることはある。
しかし、歯磨き粉について詳しく説明を受けた記憶はあまりない。
そう考えると、歯磨き粉よりもブラッシングの方が大切なのかもしれない。
それでも私は歯磨き粉を選ぶ。
歯を大事にしたいからだ。
正直なところ、劇的な違いはよく分からない。
結局、無難な一本に戻ってくる。
海外では、日本の歯磨き粉をお土産に買う人もいるそうだ。
種類の多さに驚くのか。
香りが好きなのか。
機能に魅力を感じるのか。
理由は分からない。
ただ、私が選ぶ理由も実はよく分からない。
効果かもしれない。
習慣かもしれない。
安心感かもしれない。
今日も私は、歯磨き粉売り場で少し迷う。
結局、
いろいろな効果が入った、
バラエティパックのような商品を手に取ってしまう。
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