区切り3−2|2024年7月15日
区切り打ち3回目・二日目
前日は、22番札所・平等寺と23番札所・薬王寺を巡った。
二日目は、徳島駅から18番札所・恩山寺、19番札所・立江寺へ向かう。
番号だけを見ると少し不思議な順番かもしれない。
20番札所・鶴林寺と21番札所・太龍寺は山岳札所。
歩く速度が遅い私は、以前「歩き遍路は難しいかもしれない」と言われたことがあった。
だから今回は無理をしない。
20番・21番は、一巡して歩くことに慣れてから挑戦することに決めていた。
一泊二日のお遍路では、二日目は必ずその日のうちに帰宅できる行程にしている。
ホテルに車を置いたまま徳島駅へ向かい、歩いて18番・19番札所を巡る。
帰りは立江駅から列車で徳島駅へ戻り、車で帰宅する予定だ。
歩くことや順番にこだわりすぎない。
今の自分にできる形で、お遍路をつないでいく。
🗺️今回のルート
今回の主な行程
- JR徳島駅
- 弁天山
- 勝占神社
- 弘法大師のお杖の水
- 18番札所 恩山寺
- 19番札所 立江寺
- JR立江駅
- JR徳島駅
徳島駅を出発
朝の徳島駅を出発。
ガイドブックでは中級コース。
早朝から歩けば、高低差も比較的少なく、立江駅まで十分歩けると思っていた。
日本一低い自然の山・弁天山

日本一低い山・弁天山から、お遍路の一日が始まります。
歩き始めて約80分。
最初に立ち寄ったのは弁天山。
標高は約6メートル。
「え?これが山?」
思わず周囲を見回してしまった。
入口が分からず裏へ回ると、小さな鳥居があり、その奥には弁財天が静かに祀られていた。
無事に参拝し、再び歩き始める。
勝占神社

勝占神社に立ち寄り、静かな時間を過ごしました。
15分ほど歩くと、勝占神社の案内板が現れた。
お遍路とは直接関係はない。
それでも、源義経が屋島へ向かう途中に参拝したと伝わる神社と知り、足を向けることにした。
弁天山は、日本一低い山。
だから、この辺りの山も、それほど高くはないのだろう。
そんな気持ちで参道へ入った。
ところが、木々に囲まれた参道は薄暗く、その先が見えない。
少し登れば着くだろう。
そう思って歩き始めた。
だが、現れたのは急な登り坂。
しかも細い山道が、何度もつづら折りになって続いている。
「もう着くだろう。」
そう思うたびに現れる、次の坂。
先は見えない。
体力だけが少しずつ削られていく。
途中で、何度も引き返そうと思った。
ここで時間と体力を使えば、この後のお遍路にも影響が出る。
冷静に考えれば、戻るという選択もあった。
それでも、あきらめたくなかった。
もう二度と来ないかもしれない。
それに、義経も見たかもしれない景色を、自分の目でも見てみたかった。
ようやく境内へ着くと、人影はない。
静かな空気だけが流れていた。
途中で見かけた作業着姿の男性が、あとから境内へ上がって来られた。
保守点検をされていたのだろうか。
この暑さの中で続けられる仕事に、頭が下がる思いだった。
あきらめずに参拝できたことには満足した。
その一方で、余裕があったはずの予定は完全に崩れてしまう。
少し後悔しながらも、暑さと闘い、歩く速度を上げて次の目的地へ向かった。
弘法大師のお杖の水
この日は、弘法大師のお杖の水にも立ち寄った。
旅の途中で静かに一息つける場所だった。
18番札所 恩山寺

第十八番札所・恩山寺で手を合わせます。
詳しい由緒や参拝情報は、恩山寺公式ページをご覧ください。
🌐公式ページ(恩山寺)
恩山寺から立江寺へ
恩山寺から立江寺へ向かう道では、私有地を通る区間がある。
畜舎には、
「畜舎に近づかないでください」
という注意書き。
牛の鳴き声も聞こえてきた。
場所によっては、民家の庭先を歩かせていただいているように感じる道もある。
地域の方が道を開放してくださっているからこそ、歩き遍路が続いている。
そのありがたさを感じながら歩いた。
今回のイラストを牛にしたのは、この道で聞いた牛の鳴き声が、とても印象に残っていたからである。
19番札所 立江寺

第十九番札所・立江寺で少し休憩。
詳しい由緒や参拝情報は、立江寺公式ページをご覧ください。
🌐公式ページ(立江寺)
立江駅へ
無事に立江駅へ到着。
列車で徳島駅へ戻り、ホテルへ置いていた車に乗り換えて帰路につく。
歩くことだけにこだわらない。
自分の歩ける距離をつなぎながら、一歩ずつ前へ。
それが、私のお遍路である。
👉 関連するイラストはこちら
(無料で使えます)
▶︎ 🎨イラストページへ

おまけガチャはこちら!
🧿 フランスへの扉
Jeanne d’Arc(ジャンヌ・ダルク)
読み方:ジャンヌ・ダルク
(フランス語発音:ʒan dark に近い)
フランスで最も有名な英雄の一人が、ジャンヌ・ダルクです。
15世紀、百年戦争の最中、まだ十代だった彼女は「神の声を聞いた」と語り、フランス王太子のもとへ向かいました。当初は誰も信じませんでしたが、その強い信念と行動力が人々を動かし、オルレアン包囲戦ではフランス軍の士気を大きく高めたと伝えられています。
その後、敵に捕らえられ、19歳という若さで火刑となりました。しかし、後に名誉は回復され、現在ではフランスの守護聖人として敬愛されています。
若くして運命に立ち向かった姿は、日本で語り継がれる牛若丸とも、どこか重なって見えるかもしれません。
✈ フランス語も一緒に楽しみませんか?
文法や発音は、YouTubeチャンネル YUMEVOJA フランス語への扉 で解説しています。
さらに詳しい学習記録や再挑戦ストーリーは、このブログのカテゴリー 「フランス語 再挑戦」 へどうぞ。

おまけガチャはこちら!
🧿アラビアへの扉
シンドバッド
السندباد (As-Sindibād)
読み方:アッ・スィンディバード
アラブ世界で広く親しまれている『千夜一夜物語』の英雄の一人が、シンドバッドです。
裕福な商人でありながら、彼は安定した暮らしに満足せず、七度もの航海へ旅立ちます。その先には、巨大な鳥ルフ、宝石の谷、一つ目の巨人など、不思議な世界が待っていました。
何度も命の危険にさらされますが、力だけに頼るのではなく、知恵や機転で困難を乗り越え、故郷へ帰ります。それでも冒険への憧れは消えず、再び海へ旅立つ姿は、多くの人々を魅了してきました。
日本では牛若丸が山を駆け抜け、アラブの世界ではシンドバッドが海を渡る。
時代も国も違いますが、人は昔から、勇気を持って未知の世界へ踏み出す旅人の物語に心を動かされてきたのかもしれません。
“わからない”を、楽しいに変える。
それが「アラビアへの扉」
