
漢方薬は、
「自然だから安心」
と言われることがある。
植物由来。
体に優しい。
ゆっくり効く。
そんなイメージを持つ人も多い。
日本では、
病院で普通に処方され、
健康保険も使える。
風邪で葛根湯。
むくみで五苓散。
食欲低下で補中益気湯。
漢方薬は、
日本の医療の中で、
かなり自然に使われている。
けれど、
海外では、
少し立ち位置が違う。
アメリカやフランスでは、
漢方は、
「東洋医学」
「自然療法」
「ハーブ」
に近い感覚で扱われることも多い。
病院の薬というより、
“自然寄りのもの”
として見られている国もある。
だからこそ、
「自然=副作用が少ない」
というイメージも強いのかもしれない。
ただ、
漢方薬にも副作用はある。
もちろん、
すべての人に起こるわけではない。
けれど、
体に作用する以上、
効き目と負担は、
完全には切り離せない。
私は以前、
「自分に合う漢方薬は、苦く感じにくい」
という話を聞いたことがある。
体が必要としているから、
味を自然に受け入れるらしい。
けれど、
私が飲んだ漢方薬は、
普通に苦かった。
かなり苦かった。
必要ないのか。
合っていないのか。
それとも、
漢方薬は、
単純に苦いのか。
正直、
最後の気もしている。
漢方薬は、
「ゆっくり体質改善するもの」
という印象もある。
もちろん、
そういう使い方も多い。
けれど、
実際には、
頓服のように使われる漢方もある。
こむら返りが起きそうな時。
「来そうな感じがしたら飲む」
そう話していた人がいた。
飲むと、
落ち着くという。
漢方薬は、
昔ながらの不思議な薬、
というだけではない。
日本では、
保険診療の中で、
普通の薬として使われている。
漢方薬は、
「自然だから安心」
という言葉だけでは、
語りきれないのかもしれない。
安全で、
習慣性がなく、
誰でも症状が和らぐ。
そんな薬は、
実は、
なかなか存在しないのかもしれない。
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