お台所rojiで夕食
訪問日:2025.4.29
宇治散策の最後にたどり着いたのは、個人店の居酒屋 「お台所roji」。
いつも通り少し道に迷ってしまいましたが(笑)、小さな路地を抜けてようやく到着しました。

思いのほか豪華な「ちょい飲みセット」
まず頼んだのは ちょい飲みセット(1,700円/生ビール付き)。
「軽くつまめればいいか」と気楽に選んだのですが、出てきたのは想像以上に豪華な内容✨。
お通し的なものではなく、しっかりと作られた料理が並び、個人店ならではのこだわりが感じられました。
正直、「これで十分かも」と思ってしまうほど。


鴨ロースを追加注文
ちょい飲みセットだけでも満足感は高かったのですが……やっぱり外せなかったのが 鴨ロース(1,300円)。
父が鴨料理を大好きだったことを思い出し、思い切って追加しました。
これが大正解!
脂はすっきり、旨味は濃厚で、しっとりとした仕上がり。
「父もきっと喜んでいるだろう」と思える特別な一皿でした。

合計3,000円で大満足
生ビール付きのちょい飲みセット+鴨ロースで、合計 3,000円。
観光地価格ではなく、誠実で地元密着のお店らしい設定に好感を持ちました。
観光地でありながら、肩の力を抜いて本格的な味を楽しめる貴重なお店です。
訪れる方への注意
「お台所roji」は名前の通り、小さな路地にあります。
少し分かりにくい場所なので、地図アプリを頼りに行くのがおすすめです。
迷う時間も含めて、宇治の思い出になるかもしれませんね(笑)。
小さな出会いが、この日の “途中下車の旅” を豊かにしてくれました。
続きのストーリーはこちらからたどれます。
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📎 あわせて読みたい
この日味わったごちそうの詳しいレポートは
👉 美と味(大阪〜京都)①うどん餃子へ
美と味(大阪〜京都)②竹ごぜん – へ
美と味(大阪〜京都)③鴨ロースとちょい飲みセットへ
この日の全体の旅の流れ(高槻 → 長岡天神 → 大山崎 → 宇治 → 伏見稲荷)は、
👉 [途中下車の旅④ 夜の千本鳥居編] にて、時系列+Google Mapでまとめています。

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🧿 フランスへの扉
− 火を描く料理人、静けさを聴く職人
フランスの厨房では「cuisson(キュイソン)」という言葉が響く。
それは“火加減”を意味するが、実際には料理人の呼吸そのもの。
マグレ・ド・カナール(鴨のロースト)は、皮を香ばしく焼き上げながら、
中心をほんのりロゼ色に保つ。
その繊細な境界こそ、料理人の魂の領域。
💬 フランスでは、火を「芸術の筆」として扱う。
余熱を信じるのは、“炎の中に静寂を見る”文化だから。
その哲学は、日本の料理人にも通じる。
お台所ojiの鴨ロースは、まさに“静かなキュイソン”。
肉を休ませ、余熱に任せて旨味を閉じ込める。
決して急がず、火が語り終えるのを待つ料理だ。
モネが光を何層にも重ねたように、
rojiの鴨ロースもまた、火の層で味を描いている。
フランスが“火をデザインする”なら、
日本は“火を聴く”。
異なる手法の裏にあるのは、素材への敬意という共通言語。
✈ フランス語も一緒に楽しみませんか?
文法や発音は、YouTubeチャンネル YUMEVOJA フランス語への扉 で解説しています。
さらに詳しい学習記録や再挑戦ストーリーは、このブログのカテゴリー 「フランス語 再挑戦」 へどうぞ。

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🧿 アラビアへの扉
− 炎に祈り、香りに時間を託す
アラビアの料理には、砂漠のリズムがある。
炭火の上で羊肉をゆっくりと焼く「マンダィ」、
壷の中で煮込む「タジン」。
炎の強さではなく、時間と香りで火を育てる文化だ。
スパイスが肉に染み込み、
香りが祈りのように広がる。
💬 アラビア語で「火」は نار (nār)。
それは“熱”だけでなく、“魂”や“情熱”をも意味する。
食とは、神が与えた炎を分かち合う行為。
アラビアでは、料理を囲むことが「絆を結ぶ儀式」であり、
日本では、火を通して素材の“声”を聴くことが「自然との調和」。
火は、文化を超えて“命を尊ぶ手段”として生き続けている。
“わからない”を、楽しいに変える。
それが「アラビアへの扉」
