訪問日:2025.5.6(祝日)
国宝展を見終えたあとは、
不思議と派手なものを欲しなくなっていた。
刺激はもう十分。
この夜に必要だったのは、
静かに気持ちを着地させてくれる食事だった。
大阪・大丸百貨店で、迷わず和食へ
向かったのは、大阪・大丸百貨店16階の「うを佐」。
落ち着いた雰囲気で、年齢層も高め。
この日の自分には、ちょうどいい空気だった。
美術をたっぷり味わったあとの夜は、
洋食よりも、
余計なものを足さない和食がしっくりくる。
さりげない気遣いに、気持ちがほどける
最初はカウンター席に案内された。
けれど、荷物が多く、少し疲れている様子を察したのだろう。
案内の女性が、自然な流れでテーブル席に変更してくれた。
一人客にテーブル席は、
どこか申し訳ない気もする。
それでも、この気遣いが、素直にありがたかった。
言葉にしない優しさ。
日本的だな、と感じる瞬間だった。
姫御膳という、ちょうどいい選択
注文したのは、姫御膳。
小さな料理が、少しずつ運ばれてくる。
どれも主張しすぎず、
けれど、きちんと美味しい。
派手というより、
目で見る美学に、日本料理ならではの美意識を感じた。
だからこそ、これぞ和食と思える安心感がある。
味だけでなく、場の心地よさ
若い大将の声かけは控えめで心地よく、
スタッフの動きも落ち着いている。
静かすぎず、
賑やかすぎず。
一人でいても、
居心地の悪さを感じない空間だった。

姫御膳にわくわく

ゆっくりと出してくれるので、見て食べて大満足
美術の一日を、きれいに閉じる
この日の食事は、
感動を上書きするものではなかった。
美術館で受け取った余韻を、
そのまま包み込み、
静かに一日を終わらせてくれる。
美と味は、
競い合うものではなく、
支え合うものなのだと、改めて思う。
【ひとこと】
美術で心を満たし、
和食で整える。
それだけで、一日は十分に豊かになる。
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🧿 フランスへの扉
フランス料理の盛り付けは、
一皿の中で「完成された構図」を作ることが多い。
色・高さ・余白は、
絵画のように計算され、
皿の上でひとつの作品になる。
主役ははっきりしていて、
ソースや付け合わせは、
その主役を引き立てるために配置される。
日本料理のように
「少しずつ、分けて味わう」より、
一皿で世界観を完結させる美学がある。
✈ フランス語も一緒に楽しみませんか?
文法や発音は、YouTubeチャンネル YUMEVOJA フランス語への扉 で解説しています。
さらに詳しい学習記録や再挑戦ストーリーは、このブログのカテゴリー 「フランス語 再挑戦」 へどうぞ。

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🧿アラビアへの扉
アラビア料理では、
盛り付けよりも「分かち合い」が重視される。
大皿にたっぷり盛られた料理を、
家族や仲間と囲むこと自体が、
食事の大切な意味になる。
色彩は豊かで、
香辛料やハーブがそのまま視覚的な装飾になる。
日本料理のように
一品一品を静かに眺めるというより、
場の空気ごと味わう文化だ。
“わからない”を、楽しいに変える。
それが「アラビアへの扉」
