🚉高台寺と圓徳院、静けさの中で考えたこと

清水寺のあと、少しだけ静かな京都を歩きました。

訪問日:2026.2.23(月・祝/天皇誕生日)

👉 清水寺から始まる一日の流れはこちら
👉🚉清水寺を歩く|京都東山の舞台と寺の構造


清水寺を出て、
抹茶のカフェで少し休みました。

そのまま東山を歩き、
また外に出ると、人の流れに戻ります。

少し疲れもありましたが、
このままもう少し歩いてみることにしました。


八坂の塔の前で

少し歩くと、
八坂の塔(法観寺)
が見えてきました。

有名な場所で、
多くの人が立ち止まって写真を撮っています。

私も少し近くまで行ってみましたが、
入口は封鎖されていて、中には入れませんでした。

みんな同じ方向を見て、
同じように写真を撮っている。

それも観光のひとつの形なのかもしれません。

私は少し離れた場所から、
そのまま眺めていました。

入れなかったことも含めて、
それもこの日の流れだったのかもしれません。


高台寺へ向かう途中で

そのまま歩いていくと、
高台寺の入口が見えてきます。

入口の前では、
数人の庭師が作業をしていました。

苔を張り替えているようでした。

まるで、
芝生の正方形のシートを
一枚ずつ敷き替えるような作業です。

会話をしているのに、
手は止まらない。

迷いがありません。

観光客は通り過ぎていきますが、
この作業を見ている人はほとんどいません。

でも、こういう人たちがいるから、
あの静かな庭が保たれているのだと思いました。

少しだけ立ち止まって、
その手の動きを見ていました。


高台寺へ

高台寺

門をくぐった瞬間、
少し空気が変わります。

あ、静か。

そう思いました。

人はいるのに、
さっきまでの流れとは違う空気です。

どこか、内側に入るような感じ。


ねねの寺

高台寺は、
豊臣秀吉の妻「ねね」が建てた寺です。

天下を取った夫。
けれど、子どもはいなかった。

そして、
女好きだったとも言われています。

経済的には裕福で、
何もかも手に入れているように見える。

それでも、
幸せだったのだろうか。

そんなことを、
ふと考えました。

ここには「どや!」がありません。

強さではなく、
静かに残っているもの。

個人の想いのような空気でした。

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高台寺の庭と建物。
にぎやかな東山の中にありながら、
少し内側に入るような静けさがありました。


竹林の空気

高台寺の中には、
竹林のある場所もありました。

とてもしずかで、
かぐや姫が出てきそうな空気です。

竹がまっすぐ伸びていて、
風が通ると、少しだけ音がします。

人はいるのに、
なぜか静かに感じる場所でした。

なんとなく、立ち止まってしまいました。

派手ではないけれど、
趣がある。

そんな竹林でした。


少し物悲しい

ここに答えはありません。

立場や形は整っていても、
それがそのまま幸せとは限らない。

高台寺の静けさは、
そんなことをそっと考えさせる場所でした。

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とてもしずかで、
かぐや姫が出てきそうな竹林。
思わず立ち止まってしまう空間でした。


圓徳院

圓徳院は、
高台寺の塔頭のひとつで、
ねねが晩年を過ごした場所とされています。

小さな庭がいくつかありました。

苔の庭、石庭。
どれも主張はなく、
小さく、控えめです。

にぎやかさはなく、
静かに祈りだけが似合う場所でした。

そこにいると、
自然と気持ちが内側に向かいます。

ねねさんの人生と、
自分の人生を少し重ねてみました。

女性として、どう生きるのか。

そんなことを、
深く考えてしまいました。

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圓徳院の小さな庭。
主張はないのに、
静かに心が内側へ向かう場所でした。


小さな美術館で

圓徳院の近くに、
小さな美術館がありました。

ねねや秀吉にゆかりのある品が、
静かに展示されています。

その中に、
見覚えのあるものがありました。

秀吉の「鳥獣文様綴織陣羽織」。

数か月前、
美のるつぼ展で出会ったものです。

そのとき記事にして、
イラストも作りました。

また会いましたね、と思いました。

偶然なのか、
それとも、どこかでつながっているのか。

そんなことを思いながら、
しばらくその場に立っていました。


小さなワッフルの店

このあと、もう一軒寄りました。

ワッフルの店です。

写真を見ても、
店名はよく分かりません。

小さな店で、
中には誰もいませんでした。

とりあえず入ってみて、
ワッフルを注文します。

しばらくして食べ始めると、
外から見える位置に座っていたからか、
少しずつ人が入ってきました。

気がつくと、
さっきまで空いていた店が、
あっという間に埋まっていきます。

なんとなく長居はしにくく、
食べ終わるとすぐに席を空けました。

ワッフルはおいしかったのですが、
少し大きくて食べにくさもありました。

福の神になれたのかな、
なんて思いながら店を出ました。

京都 美術館 展示 秀吉 陣羽織 ワッフル カフェ デザート 東山

小さな美術館での再会と、
少し慌ただしいワッフルの時間。
静けさと日常のあいだを行き来した一日。


ワッフルを食べて、少し元気が出ました。

小ぶりなピザとワッフルのあと、
今度はガツンとくる食事を求めて、町へ向かいます。

気がつくと、
しっかりお腹が空いていました。


このあと、
夕食を探しながら歩くことにしました。

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