🍵美と味(万博)②

インドネシア館のカフェで、ようやく座れた日

訪問日:2025.6.4

万博では、パビリオンと食事はほぼ別の列になる。
見るか、食べるか。
そして、そのどちらを今選ぶかは、待ち時間との静かな判断になる。

この日は、とにかく「見る」を優先していた。
どこも行列。パビリオンの外にある飲食も、当たり前のように並んでいる。
正直、食事を考える余裕はあまりなかった。

そんな中、インドネシア館は少し違った。
見学を終えた流れで、そのまま併設カフェに寄れる。
しかも、列が短く、すぐに座れた。

あの瞬間の「座れた」という事実は、想像以上に大きかった。
体の力が抜け、視界が戻る。
選んだのは特製スープ。
味はあっさりしていて、香りも穏やか。
派手さはないけれど、疲れた体に静かに染みていく。

万博では、何を食べたか以上に、
「いつ、どこで、どうやって食べられたか」が記憶に残る。
行列の外にあったこの一杯は、
判断が報われた、数少ない休憩だった。

見ることを優先し続けた一日の中で、
最後にちゃんと座って、温かいものを口にできた。
それだけで、この日のバランスは保たれた気がする。

とにかく明るく 楽しい

派手さはないけど、この一杯に救われた。


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