訪問日:2025.5.3(憲法記念日)
🛫 飛行機撮影の後、夕食を探して歩き始めた
迫力ある着陸が目の前で見られる伊丹の撮影スポットで、
夕暮れまで夢中になって撮っていました。
気づけば、ライトアップまで少し時間がある。
「今のうちに、どこかで夕食を…」
周囲は町工場ばかりで、飲食店が見当たりません。
「このあたりの人は外食しないのかな?」
そう思いながら歩いていると、ようやく「 焼き鳥 やまどり」 の看板を発見。
開店時間前で戸惑っていると、女店主が
「どうぞ、中でお待ちください」
と声をかけてくれました。

席に着いてしばらくすると、常連客が入ってきて、
店主と “一周年” の話をしている声が聞こえてきました。
その瞬間、店の入り口に飾られていた 大きな花輪を思い出し、
近所でささやかに祝われている店に、偶然立ち寄ったのだと気づきました。
🍺 名物・地鶏炙り焼きと生ビールで始まる夜
まず注文したのは、メニューで一番に紹介されていた
名物・地鶏の炙り焼き と 生ビール。
出てきた瞬間、真っ黒で無骨な見た目に驚きますが、
一口食べると炭の香りと旨味がしっかり凝縮されていて、
噛むほどに味が深まる、忘れられない一皿。

「見た目はワイルド、中身は繊細」
そんな地鶏の魅力に惹かれ、次の注文へ。
🐔 皮とレバーでわかる、下処理の確かさ
続いて 鶏皮 と レバー を注文。
鶏皮は余分な脂が落ち、香ばしくパリッと。
レバーは臭みも苦味もなく、柔らかいままで芯が通る絶妙な火入れ。
焼き鳥店は レバーを食べれば力量がわかる といいますが、
この一串で “ここは信頼できる店” と確信しました。
🧀 山芋グラタンの正体は、あのミキサー音
気になって注文した 山芋グラタン。
しばらくすると店奥からミキサーの音が聞こえ、
「何か仕込んでいるのかな?」と思っていたら、
それがそのまま、ふわっと仕上げられたグラタンでした。
スプーンを入れると、空気を含んだ軽い層がくずれ、
山芋の優しい旨味がとろりと広がる。
焼き物とは別の“丁寧な仕事”が分かる一品。
炭火の店なのに、ミキサーの音が記憶に残る。
そんなギャップが面白い体験でした。

⏰ 夢中になり過ぎて、ライトアップに間に合わず
飛行機のライトアップ時間が気になりながら、
「もう一串…もう少しだけ」と箸が止まらず。
会計を急いで走り戻り、撮影スポットに到着したのは
前回ライトアップが始まった19時の 2分前。
しかし滑走路はすでにライトアップ済み。
日没によって点灯時間が変わるのかもしれません。
間に合わなかったものの、
その理由が “美味しかったから” なのだから、
旅としては最高の遅刻です。
💬 心のメモ
旅先の名店は、探して見つかる店ではなく、
迷った末に出会う店なのかもしれない。
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🧿 フランスへの扉– 鶏と火の文化をめぐる小さな比較
① 鶏肉の価値観の違い
日本では鶏肉は手頃で、家庭料理から居酒屋まで“生活の味”。
一方フランスでは、鶏肉は安くはなく、
放し飼い/自然飼育/ラベルルージュ など品質が重視されます。
「どのように育てられた鶏なのか」が価格と味の評価を大きく分けます。
② 炭火とオーブン、火の使い方の違い
日本の焼鳥は“火と素材を近づけて旨味を引き出す文化”。
フランスは逆に“火と素材を遠ざけ、オーブンでじっくり調理する文化”。
同じ鶏でも、
日本=直火で香ばしく/フランス=香草とオーブンでふっくら
という“火の哲学”がまったく違います。
③ 味付けの哲学
日本の焼鳥は「塩」か「タレ」で素材の味を前面に。
フランスでは「香草」「バター」「白ワイン」で香りと余韻を作る。
シンプル vs 層を重ねる
どちらも違って、どちらも美しい食文化。
④ 現代のフランスの若者に広がる“ジャパニーズBBQ感”
アニメや旅行動画の影響で、
日本の“炭火で焼いたシンプルな鶏の旨味”に憧れる若者が増加中。
フランス人にとって、焼鳥は
「新鮮でミニマルなのに奥深い、日本ならではの火の技術」
として受け取られています。
✈ フランス語も一緒に楽しみませんか?
文法や発音は、YouTubeチャンネル YUMEVOJA フランス語への扉 で解説しています。
さらに詳しい学習記録や再挑戦ストーリーは、このブログのカテゴリー 「フランス語 再挑戦」 へどうぞ。

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🧿 アラビアへの扉– 炭火とスパイスの世界
① 鶏肉は日常の主役
アラビア圏では豚肉文化がないため、
鶏肉は日本以上に“生活の中心”。
価格は日本より少し高い程度だが、
料理の種類とスパイスのバリエーションは圧倒的。
② 同じ炭火でも目的が違う
日本:素材の水分と旨味を閉じ込めるための炭火
アラビア:スパイスの香りを立たせ、外を香ばしく焼くための炭火
火力も距離も全く違い、
日本=繊細/アラビア=豪快 という対照的な世界。
③ 味付けは
日本:塩・タレ・控えめの薬味
アラビア:カルダモン、シナモン、クミン、ターメリック…
「食材➕香り➕火」で完成させる文化。
同じ鶏肉でも、ゴールがまったく違う。
④ 現代のアラビア圏で人気上昇中の“日本式シンプル”
アニメやYouTubeの影響で、
「味付け控えめ・素材が主役」の日本の焼鳥が
新鮮で“クール”だと感じる若者が増えている。
アラビア圏の人から見ると日本焼鳥は
“炭と塩だけでここまで行けるの?”という衝撃の料理。
“わからない”を、楽しいに変える。
それが「アラビアへの扉」
