訪問日:2025.5.3
🥑 変わり種アボカド丼と、伝統が沁みる粕汁
伊丹ミュージアムで展示を楽しんだ後、徒歩数分の場所にある「白雪ブルワリーレストラン 長寿蔵」へ。
外観は歴史ある酒蔵ですが、店内に入ると空気が一変します。木の梁や土壁の“和”ではなく、ビール樽やガラスの照明が並ぶ完全に洋風のビアホール。
同じ空間に、日本酒の文化とクラフトビール文化が共存していることに、思わず「どちらが主役?」と戸惑ってしまいます。


🍲 粕汁:伝統がしずかに息づく一杯
頼んだのは、粕汁とアボカド丼のセット。
まず驚かされたのは、粕汁の深い旨味です。
白味噌のまろやかさと酒粕の香りが重なり、体の芯まで静かに温まる味。
「酒蔵の底力って、こういうところに出るんだ」と納得させられました。

🥑 アボカド丼:挑戦する楽しさと少しの違和感
一方、気になって注文したアボカド丼は、野菜とご飯の調和にやや物足りなさが。
素材の個性が強すぎて、つなぎとなる“あと一歩” が欲しくなる一皿でした。
ただ、こういう個性的な出会いも旅の醍醐味。
「変わったものを試したい日」があるからこそ、新しい発見があります。

🍶 酒蔵なのにビアホール、その境界ごと味わう
この店を運営する小西酒造(1550年代〜)は、戦国時代から続く老舗。
2階には酒造りの資料館があり、江戸時代に革新をもたらした諸白造り(もろはくづくり)の展示もあります。
しかし1階に降りると、そこは自家製ビールが主役のビアホール。
日本酒もビールも、伝統も革新も、境界線なく同じ空間に並ぶ——
その“混乱ごと味わう時間”が、伊丹らしさそのものだと感じました。

🥂 直売所で日本酒を少量試飲
食後は、隣接する直売所でコイン式の少量試飲を体験。
まずレジで、紙コップ付きの専用コインを購入し、好きな銘柄の前で機械にコインを投入。
表示されたボタンを押すと、小さな紙コップに日本酒が静かに注がれ、気軽に味比べが楽しめる仕組みになっています。
印象的だったのは、赤富士ラベルの一本。瓶の美しさと味が素晴らしかったのに、荷物になるので購入を断念。
郵送もできますが、次に来る楽しみに取っておくことにしました。


💬 心に残ったひと言
造り手の矛盾が、味を面白くする。
🍽️ まとめ:おすすめの楽しみ方
| 注目ポイント | 楽しみ方 |
|---|---|
| 伝統の粕汁 | まずは一口。日本酒文化の深さがわかる |
| 個性派アボカド丼 | 好奇心のある人におすすめ |
| 資料館 | 日本酒の歴史を知れる |
| コイン式試飲 | 気軽にお気に入りを見つけられる |
迷ったら、粕汁だけでも食べに行く価値あり。
そして、気に入った日本酒は“次回のお土産”にする楽しみも。
👉 関連記事はこちら:
🚉 途中下車の旅(大阪)伊丹編①/②-美と日本酒文化に触れる旅|YUMEVOJA

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🧿 フランスへの扉
アルコールと共にある「食の美学」
フランスでは、アルコールとの付き合い方が“生活のリズム”の一部です。
法律では 18歳から飲酒が可能(ビール・ワイン・スピリッツすべて同じ)ですが、
実際には家族の食卓の中で、
“香りを知る”という形で軽く触れることは昔から自然に行われてきました。
好まれるのはやはり ワイン。
赤・白・ロゼだけでなく、土地や気候による“テロワール”が語られ、
一杯のワインと一皿の料理が、ひとつの物語のようにつながります。
ビールも人気ですが、
「食事と合わせる飲み物」というより、
**アペロ(食前の軽い集まり)**で楽しむものとして位置づけられています。
フランスでは、“飲む”より“味わう”。
一杯の中に、土地と時間と文化が詰まっているのです。
✈ フランス語も一緒に楽しみませんか?
文法や発音は、YouTubeチャンネル YUMEVOJA フランス語への扉 で解説しています。
さらに詳しい学習記録や再挑戦ストーリーは、このブログのカテゴリー 「フランス語 再挑戦」 へどうぞ。

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🧿 アラビアへの扉
アルコールを飲まない文化の中で育つ“香りの世界”
アラブ世界では、
宗教上の理由から 飲酒をしない国・地域が多く、
法的にも禁止されている場合があります。
そのため、
人々が楽しむのは 香り豊かなコーヒーやフレーバーティー、
ざくろジュース、デーツシロップなどの“ノンアルコールの深い味わい”。
ただし国によって差があり、
観光地や特定のエリアではアルコールが提供されることもありますが、
一般的には 飲酒は日常の文化ではありません。
しかし、飲まない文化だからこそ、
「飲み物を囲む時間」をとても大切にする傾向があります。
日本やフランスが“お酒で物語を語る”なら、
アラブ世界は“香りで物語を語る”。
その静かな対比が、とても興味深いのです。
“わからない”を、楽しいに変える。
それが「アラビアへの扉」
