🚉途中下車の旅(大阪〜京都)①/④ 高槻編 –偶然の泣き相撲と城跡散歩|YUMEVOJA

                                   訪問日:2025.4.29

大阪から京都へ向かう道中、ふらりと途中下車したのは高槻。
将棋の街らしい風景と、ユニークな発見、そして偶然の伝統行事との出会い。
小さな寄り道が、思いがけない旅の一ページになりました。

🏯阪急 高槻市駅周辺を散策 ― 将棋ポストと遊び心の自販機

高槻市駅前でまず目に入ったのは、赤いポスト。
よく見ると大きな「将棋の駒」が描かれていて、「ああ、そうだった。ここは将棋の街だったな」と思い出します。

さらに駅前の松坂屋で、ちょっと面白い自販機を発見。
お金を入れると画面にじゃんけんが表示され、勝てばお菓子の個数が増える仕組みです。
残念ながら私は負けてしまい、1個だけ…。
でも、普通の自販機にはない遊び心があって、旅の気分を盛り上げてくれました。

思わぬハプニング ― うどん餃子はまだ準備中

本当はこの時間、名物の「うどん餃子」をブランチにする予定でした。
ところが、開店時間になってもお店はシャッターが閉まったまま。
仕方なく他の店を探そうと、地元の人に聞いてみたのですが……
なんと「うどん餃子?知らないですね」との返事。

ご当地B級グルメだと聞いていたのに、本当にあるのか不安になってしまいました。
「これはもう食べられないかも」とあきらめかけたその時、思わぬ出会いが待っていたのです。

🏯高槻 城公園へ

「うどん餃子、やっぱり無理かも…」と半ばあきらめながら、足の向くまま高槻城公園へ。
残念ながら、城は残っていません。
観光地というより、街に暮らす人たちの日常を感じられる時間。
それだけでも少し心がほぐれた気がします。

🏯 数分ですが、足をのばして ― 高槻しろあと資料館へ

公園から駅に向かって歩いていると、どこからか軽快な音楽が聞こえてきました。
「神社のお祭りかな?」と思いつつも、特に気にせず散策を続けます。

もう見どころは終わりかな、と半ば帰りかけていたとき、ふと「高槻市立しろあと資料館」の案内板を発見。
せっかくなので寄ってみることにしました。

中は無料で入れる小さな資料館。
高槻城の歴史や戦国時代の展示が並び、地域に根づいた歴史を丁寧に紹介していました。
派手さはないけれど、旅の途中で立ち寄ったからこそ、心に残る学びの場です。

👶 偶然の出会い ― 泣き相撲

資料館を見終え、駅へ戻ろうとしたそのとき、頭の片隅にあの「音楽」がよみがえりました。
「やっぱり気になる…」と足を神社へ向けてみると、そこには驚きの光景が広がっていました。

赤ちゃんを抱いた家族が集まり、境内は大きな泣き声と笑顔でいっぱい。
偶然にも、日本の伝統行事「泣き相撲」に遭遇したのです。

赤ちゃんが大きな声で泣くほど、健やかに育つと言われるこの行事。
その場にいるだけで、家族の温かさや地域のにぎわいを感じられました。

🍜 ようやく出会えた ― うどん餃子

心温まる偶然の行事を見届けたあと、再び向かった「カフェ&バー Marinna」。
さっきまで閉まっていたお店がついに開いていました。

待望の「うどん餃子定食(700円)」をオーダー。
素朴ながらも地元の味が感じられる一皿。添えられていた野菜の美味しさが特に印象的でした。

🎒 小さな偶然が旅を彩る

計画していたうどん餃子はなかなか食べられず、
でもそのおかげで城跡を散策し、資料館に立ち寄り、
そして偶然の「泣き相撲」に出会うことができました。

旅は思い通りに進まないからこそ、思いがけない出会いがある。
高槻での途中下車は、そんな旅の醍醐味を教えてくれる時間でした。

📎 あわせて読みたい
この日のランチで味わった「うどん餃子」の詳しいレポートは
👉 美と味(大阪〜京都)① うどん餃子 – YUMEVOJA

この旅は、まだ始まったばかりです。

高槻を出てからも、思いがけない寄り道や、
小さな出会いが、この日の “途中下車の旅” を豊かにしてくれました。

🌿 続く関連記事(①〜④)

① 高槻編
長岡天神編
大山崎・宇治編
夜の千本鳥居編

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